ポンコツ先生の自己満へそ曲がり国語教室と老害アウトドア

中学校の国語や趣味に関する話題を中心に書いてます。

約20年ぶりのソロキャンプの顛末と断捨離への道②

さて、受付で買ってえんやこら持ってきた1000円の薪ですが・・・

 

これはヤバイ。こちらの武器はモーラナイフが一本あるだけ。鉈なり斧なりがあればまだしも、この大きさの薪にナイフ一本ではとうてい歯が立たない。(前回といい「歯が立たない」ばっかり)頑張ってバトニングしてみても、角のところをちょっと割るくらいはできても、角ばかり落としていると必然的に多角形→丸に近くなっていってしまうので、ある一定のところからは角を落とすのが難しくなってくるし、さぁ困ったぞ?と!その時に閃いたのが職業柄の知識でした。何かというと3年生の教科書、井上ひさし作「握手」という教材の登場人物「ルロイ修道士」の次の言葉。「うまくいかないときは、この言葉を思い出してください。『困難は分割せよ。』あせってはなりません。問題を細かく割って、一つ一つ地道に片づけていくのです。ルロイのこの言葉を忘れないでください。」

そうか、長すぎるなら切って割ればいいのか!ということで、ある程度角を落として多角形になった薪を、分割してからバトニングすることにしました。

 

という曲折を経て、ウッドストーブで煮炊き&焚き火をするには十分な薪、というか木っ端を作ることが出来ました。(でも結局大きなままの薪は残るし、木っ端も結構長時間焚き火をしたけど半分くらい残ってしまいました。無駄無駄無駄ぁ~!)ただかなり長い時間バトニングし続けたせいか、右の肘が痛くなってしまい閉口しています。テニスエルボーは聞いたことあるけど、バトニングエルボーってあるのか知らん?

 

さて、薪もできたことだし、焚き火&焼き鳥といきますか。そもそもキャンプにカムバックしようと思ったきっかけである「ヒロシ」さんのように、火打ち石から育てるようなスキルも根気も持ち合わせていないので、いきなりガスライターでつけちゃいます。薪のうちいくつかは白樺だったので、皮を剥いで火をつけたら、まぁ瞬殺でボウボウ燃え上がること、下手したら並行して米を炊いているアルストよりも立ち上がりが早いかも知れん。で、次々に割った薪、というか木っ端を放り込むと、こんな小さなウッドストーブから「かくも」と思うほどの豪炎が立ち上り、なんとも面白いこと楽しいこと。 

結局大人って、焚き火と称して子供の時に厳しく禁じられていた「火あそび」がしたいんですよね。大人がやってこんなに楽しいんだもの、子供がやりたがるのは無理もないわなぁ。

炊けた米を蒸らしている間に、ちょいとトイレにいきます。(焚き火して目を離すのは危険かも知れませんが、風も弱まってきたので大丈夫かと)トイレはこんな感じで↑普通にきれいな所でした。で、トイレから帰る時に目についたのがこの夕日。↓

・・・いいですねぇ。小さな子供も集まってきて写真を撮ってました。うん、こんな綺麗な夕陽が見られただけでも、来たかいがありましたな。

さて、サイトに戻りまして、いい具合に火が起きたところで鉄板を乗せ、油を敷いたところへ(あれ?油って引く?敷く?どっちが正しいんだろ?)買ってきた鳥串を乗せて焼いていきます。B6サイズの鉄板なので、一度に乗るのは4、5本くらい。肉は意外と厚みがあったので、焼き上がりには思ったより時間がかかりました。まずは塩胡椒をかけて食う。うん・・・早かった。まぁうまいんだけど焼きが不十分で中まで熱が通りきっていない。ちょいと生っぽい。でもまぁ腹も減っていたので、細かいことはスルーしてご飯とともにワシワシとかきこんでいく。しみじみ美味い。ただ焼いて塩胡椒かけただけなんだけど、うまいんだから、こういうのでいいんだよ、こういうので。

つくづくタト食反はいい。カミさんをディスるわけじゃないけど、俺はこんなのでいいんだよ。それに、例えノンアルのビールでも、グィッとあおれば「プハーッ!」って気分になれてイイ!滅茶苦茶弱いけど、全く飲めないわけではないから、次回は本物のビールを1本だけ飲ってみようか知らん? 

(ちなみにライトはこれでした↓)

 

ところで途中で味変として、貰い物の「ほりにし」をかけてみたのですが、うーん、これはまたこれでウマいのだが、スパイス自体がうますぎて全てが「ほりにし」味になってしまうのがちょっとイマイチかも。ただし「バカま○し」テメーはダメだ。

 ←ググるまでこれジョジョのセリフだと思ってました

チキンカレーっぽくなると思ったけど、スパイスの一部の、薬っぽい味ばかりが気になってしまって、焼き鳥には合わないと思いました。(※あくまで個人の感想ですが)結局、それこそ個人の感想では、焼き鳥には塩胡椒が一番合うということをつくづく感じされられましたな。ある意味新鮮な発見かも。こういうお試しというか実験は、キャンプとかじゃないとなかなか出来ないですね。(家で実験したら怒られそうだし)それともう一つ発見。ダイソーの110円のクッション?マット?に座って、地べたスタイルでずっとやっていたのですが、長く座ると何だか足に力が入らなくなって、立ち上がるときに倒れそうになるんですね。うーん・・・ワークマンの組み立て式チェアを、重たいから持ってこなかったけど、やっぱりイスはあったほうがいいなぁ。でもワークマンのは結構かさばるし、かなりの重量あるし・・・どうしたらいいだろう?(←後日談・・・はいそうです、沼のフラグが立ちました。)それはそれとして。

なんやかや焼き鳥を20本、米を1合も食べるとすっかり満腹になってしまい、食べようと思っていた味噌ホルモンはあきらめて、あとはまったり焚き火をして・・・と思ったのですが、これまた発見の一つ。あまりに薪を細かく割りすぎたせいで、一本一本が燃え尽きるのが早い。薪をくべつづける感じになってしまい、夢幻列車の機関士にでもなったかのよう。発見その②として、小さなウッドストーブでも、ある程度太い薪を残しておくべきである。φ(..)メモメモ(←さすが還暦、顔文字が古い)

長くなってしまいました。この後は寝て起きて朝ご飯を食べて帰るだけですが、その顛末と今回の反省はまた次回にさせていただきます。よろしければ次回も読んでやってください。どっとはらい